アルゼンチン
（Argentina）



　前回同様、死のグループと呼ばれるグループに入ってしまったアルゼンチン、前回大会では、優勝候補筆頭と目されながら、まさかの予選グループ敗退、今回の大会でも優勝候補と目されているだけに、連続での予選グループ敗退は許されない。
　基本のフォーメーションは３−５−２、攻撃力・守備力共に充実しているだけに、一度、波に乗れば、期待できる。唯一の弱点は選手の替えが効かないところ、もし、司令塔リケルメが、不調だったら、前回同様、辛酸を舐めかねない。小粒さが目に付くDF陣も心配なところと言えそう。

注目選手

ファン・ロマン・リケルメ（Juan Roman Riquelme 1978.06.24）　背番号：10
　現代表の大黒柱、正確なパスとフリーキック、キープ力のあるドリブルは、最近のサッカー界で軽視されがちの典型的な「10番・ゲームメーカー」の典型、それ故に替えが効かないのが現状、パブロ・アイマール、アンドレス・ダレッサンドロでは、代役が期待できないだけに、今大会のアルゼンチンの鍵を握るのは、背番号１０と言えそう。

エルナン・クレスポ（Hernan Crespo 1975.07.05）　背番号：9
　FWが持つべき能力を全て持っていると言ってもいい選手、両足でのシュート、高さのあるヘディング、DFラインの裏を突く鋭い飛び出し、また、点取り屋でありながら、パートナーのFWを活かすことも出来る万能型のFW、スタミナも豊富で、アルゼンチンにとって、上位進出を狙う上で、欠かすことの出来ない選手。

リオネル・メッシー（Lionel Messi 1987.06.24）　背番号：19
　所属クラブバルセロナで開花した18歳の超新星、スピードのあるドリブルで相手DFを翻弄する。一度勢いに乗ると止められないドリブルが特長、大舞台にも強く、チャンピオンズリーグでも大活躍、チェルシーと一戦では右サイドを切り裂いたと言っても良い。シーズン終盤に怪我をしたのが気掛かり。

ファン・パブロ・ソリン（Juan Pablo Sorin 1976.05.05）　背番号：3
　アルゼンチン代表キャプテン、豊富な運動量を生かし、左サイドを守備・攻撃両面で支える。ボランチもそつなくこなす事ができるユーティリティーな選手。

エステバン・カンビアッソ（Esteban Matias Cambiasso Deleau 1980.08.18）背番号：5
　アルゼンチンの中盤で舵を、独特の展開力、華麗なテクニックを持ちながらもそれに溺れず、高い戦術理解度と豊富な運動量に基づく献身的な守備力も兼備する天才ボランチ

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